痛みで違う神経速度
当院では、主に身体機能を活性化する施術を行います。
これにより人間の持つ本来の回復能力が活発になり、様々な症状の回復を促進させます。

今回は身体機能の活性化に重要な役割を果している「神経」について
どんなに素晴らしい筋肉・骨格をしていても
なかなか手に入らない健康食材を食べたとしても
神経伝達があってこそ
神経にはいろいろな種類があります。太さ・長さ、保護素材の有無など。
基本的に太いほど伝達速度は速くなります。
それぞれの性質を知ると痛みの奥にある「治るヒント」に気が付く事ができます。

私が子供の頃、牛乳こそ健康の第一歩
給食で残そうものなら、居残りで、、、
牛乳を飲むとお腹がグルグルする体質で、5時間目の途中から冷や汗ものでした。
担任の先生には私の性質をもっと知っていて欲しかった。
さて、源整院の公式LINEアカウントで出題したクイズの解答からいきますね。
Q.神経はいろいろな情報を伝えますが、それぞれ性質に違いがあります。
次のうち、一番早く脳へ伝達するのは?
1.皮ふの鋭い痛み
2.関節痛・鈍痛
3.圧迫刺激
4.運動神経
A.運動神経
話題広がるカンタン解説
1位運動神経
この運動神経とは、動いている時の筋・腱の感覚など
それらを脳へ伝える速さが違反レベルのスピード!
なんとウサイン・ボルトの約10倍!「100m/s」※1秒間に100mも進みます。
逆に言うと身長が100mだったら足の荷重変化に1秒間のタイムラグがあります。
進〇の巨人の超大型巨人が鈍く動いている理由がわかりますね。
2位のスピードを持つ神経は、圧迫刺激を感じる神経※圧力によって差異あり
運動神経の約半分の50m/s
身長が100mだったら、足を踏んでも2秒間は気が付きません。逃げろ!?
圧迫に対して鋭敏なのは指や鼻(圧点というセンサーが1センチ当たり100以上)
太ももになると鈍感になります。(圧点は1センチ当たり15以下)
3位は皮膚の鋭い痛み
更に遅くなり圧迫刺激の約1/3で15m/s
圧迫を感じた後に針などの刺激を感じている事になります。
五右衛門に切られた後に気が付く、あのやつ??
柑橘類に含まれるクエン酸。これは鋭い痛みと同じ経路を通り脳へ伝わります。
レモンを口に入れた瞬間、アゴの筋肉が引きつってしまいます。
4位で一番遅いのは関節痛・鈍痛
そのスピードは歩く速さと変わらない1m/s
歩幅が6~70センチメートルなので、1秒間に1,2歩進むとするとほぼ同じです。
歩くたびにズンズン痛く感じるのはコレ。
唐辛子に含まれるカプサイシン。これは鈍痛と同じ経路を通り脳へ伝わります。
食べた後にジワリと辛さと痛みがやってくるのが頷けますね。
施術の前に「どの様に痛いですか?」とお聞きするのは、この違いを知る為です。
体を触診するだけでなく、皆さんの感覚からも施術のヒントを頂いています。
「これって私だけ?」
「ビーン!って痛いんだけど」
「ドゥン?っていうか、いつもと違うんだよなぁ」etc.
皆さんの感覚をそのままお伝えください。
新しい感覚の施術を一緒に作っていきましょう!