言葉の意味

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骨格の意味

 

我々の職業である「いわゆる」整体ですが、多くの人が「骨格を矯正する」という印象を持っているのが一般的です。

 

その主な印象の詳細は、骨格を矯正することで身体構造を正し、結果として骨や筋肉に対する負担を軽減させることで、「肩こり」「腰痛」「首痛」「膝痛」が軽快するであろうというものです。

 

この骨格視点の一極化は、視覚的に構成せれており、例えば、見た目、曲がっている背骨を正すとか、丸まった背中が伸びたりとか、分かりやすいというのが特徴です。

 

では、一極ではなく多角的な視点とは何でしょうか?

 

骨格というのは、体の構造体の芯になる所です。書籍やホームページなどで検索をしてみると、「家の構造の梁(はり)であり、背骨は柱である」という表現がよく見られます。

 

確かに、表現の例えとしては分かりやすいのですが、人間の骨格には「関節」という可動性を有した特殊構造があり、ひいては背骨に関していえば、首から骨盤まで24個の骨がそれぞれ動きのある構造体になっています。

 

この事からも、私は背骨や骨格を「柱」として表現するには語弊があると感じています。

 

建築物で言われる柱は、太くて強固で動かない物を表していますが、人間の背骨は骨格はそもそもが動くために配置されているからです。

 

さて、という事は、骨格を矯正する理屈には、論理破綻が生じて来ることになります。

 

何故ならば「動くものを矯正したとしても、再び動いてしまう」ということになるからです。

 

ですから、「骨格を矯正する視点」は誤りであるということです。

 

では、骨格視点ではない多角的な方向性とはなんでしょうか?

 

動きがある事が前提でのであれば、逆に動きがない部分について考える必要があります。